依存関係

工程間の依存関係の構造とガントチャートでの表示について解説します。

依存関係とは

依存関係とは、ある工程が別の工程の完了を前提として開始される関係のことです。 たとえば「原画が完了してから第二原画を開始する」という関係が設定されています。

固定の依存チェーン

AnimaTimeの依存関係はコード内で固定定義されており、ユーザーが変更することはできません。 アニメ制作の標準パイプラインに基づいた以下の構造になっています。

工程前提工程(すべて完了で開始可能)
絵コンテ<-なし(最初の工程)
レイアウト<-絵コンテ
原画<-レイアウト
第二原画<-原画
動画<-第二原画
彩色<-動画
背景<-原画
特効<-原画
3DCG<-レイアウト
撮影<-彩色 + 背景 + 特効 + 3DCG
編集<-撮影

パイプラインの流れ

メインラインは 絵コンテ → レイアウト → 原画 → 第二原画 → 動画 → 彩色 の直列構造です。 原画完了後に背景・特効が並行で進行し、レイアウト完了後に3DCGが並行で進行します。 彩色・背景・特効・3DCGの4工程がすべて完了した後に撮影が開始され、 最後に編集で仕上げます。

ガントチャートでの表示

依存関係は、ガントチャート上でSVG矢印として表示されます。 前工程のバー右端から後工程のバー左端へ矢印が描画され、 工程間の関係が視覚的に確認できます。

依存関係の矢印はガントチャートの「依存関係を表示」トグルで表示/非表示を切り替えられます。 カットが多い場合は矢印が密集するため、非表示にして見やすくすることもできます。

自動スケジュールとの連携

自動スケジュール逆算では、この依存関係に基づいて各工程の開始日・終了日が計算されます。 並行工程(背景・特効・3DCG)は、それぞれの前提工程が完了した時点で開始となり、 撮影はこれらの並行工程がすべて完了するまで開始されません。